こんにちは、訪問美容・出張カット専門店『p/mo(ぴーも)』のヤマトです。
皆さん、毎日しっかりドライヤーを使って髪の毛を乾かしていますか?
乾かしていない方、乾かしましょう。
理由はこちら:毎晩ドライヤーをすべき3つの理由【頭皮だけでも必ず乾かしましょう】
乾かさない理由はたったひとつ
めんどくさい。
そうですよね。好きで湿ったままにする人なんていませんよね。
でも、乾かさなきゃいけないのはわかってる。
でも、めんどくさい。でも、乾かさなきゃ。でも……!!
ならば、できるだけ楽に乾かしましょう
美容師の意見としては、何があっても必ず乾かしてほしいのです。
なので、できるだけ乾かすときのストレスを感じないようにしましょう。
髪の毛に良いことに間違いはありませんので、
少し楽になるだけでキレイを実感できて乾かすことが楽しくなるかもしれません。
そこで今回は、ドライヤーの時短テクニックを実体験も交えて提案します。
ほとんどが今日からすぐ実践できることなのでぜひ。
✔注意:記事は一美容師の見解です。
言うまでもないですが、人の身体や頭髪の状態は個人差があり、十人十色です。
記事を参考にしていただいて構いませんが、ご自身に合わないと感じた場合は、すぐに実施を中断してください。
タオルドライをしっかりする
「そんなことわかってる」とお思いの方。お待ちください。
結論から言うと、ここが一番髪の毛を乾かすことに関して大きく影響します。
僕の身内やお客様のタオルドライを見ていると、
まだ全然水分残ってる…!と感じる方がほとんどです。
タオルドライの工程でほとんどの水分はとれる
ざっくりした例えになりますが、
机の上に大きな水滴があることを想像してください。
その水滴に何もせずドライヤーだけを吹き続けるのと、
そっとタオルで吸ってからドライヤーを吹きかけるのと、
どちらが乾くのが速いでしょうか。
当然、後者ですよね。
大雑把に言ってしまえば、髪の毛も同じです。
タオルでしっかり水分を取ってからドライヤーで乾かす方がかなり効率的と言えます。
コーム(櫛)を使う
皆さんは”コーム”をお持ちでしょうか。
ブラシではなく、歯が均一にそろった上の画像のような櫛です。
この道具は、美容師が髪の毛を切るときに必ず使用するものなのですが、
生活の中でもかなり役立ちます。
髪の毛を乾かすときのコームの役目は以下のとおり。
- 髪の毛の束を均一に広げ、髪と髪の間に空間を作ってくれる
- 根元から毛先に梳かすことによって、水分を毛先に集めてくれる
髪と髪の間に空間を作ることにより、
ドライヤーの温風が中まで入り込み髪の毛が乾きやすくなります。
さらに、毛先に水分を集めることにより、
タオルで毛先をぎゅっとするだけで効率的に水分が取れます。
市販でも安価で手に入りますので、ぜひお家にひとつ置いてみては。
10分くらいならタオルターバンもあり
髪の毛の傷みを考えるのであれば、すぐにドライヤーを使った方がいいのですが、
「めんどくさい」が勝ってしまって乾かさないのであれば、
頭にタオルを巻いて時間を置くのもひとつの手。
タオルターバンであれば、摩擦の少ない環境で
タオルに水分を吸ってもらいながら放置することが可能。
待っている間にテレビを観たり、好きなことをして休憩。
なんてこともできてしまいます。
10分くらいしてからドライヤーを使うと、かなり乾きやすくなっているはずです。
豆知識:ドライヤーの機能
ドライヤーの”冷風”機能はほとんどの製品についていますが、
皆さんは使っていますか?
乾かし終わったあとに、冷風を髪全体に吹いてあげると
キューティクルが締まって髪の毛がキレイになるので、ぜひ。
乾かすときは”根元から”を意識
髪の毛を乾かす順番には、根元→毛先という鉄則があります。
よほどの理由がない限りこれは変わりません。
根元→毛先の順番に乾かす理由は以下のとおり
- 髪の毛に残っている水分は毛先に集まりやすく、根元の方が早く乾き効率がいい。
- 傷みやすい毛先を先に乾かしてしまうと”オーバードライ”になってしまう可能性が高い。
最初から髪の毛全体を乾かそうとすると、熱が分散してしまってなかなか乾きません。
ポイントを絞ってドライヤーをあてることにより、その部分の熱が高くなり次第に乾いてきます。
すると、全体も追うように乾いてきてくれます。
ここで注意が必要なのが、毛先から先に乾かさないこと。
毛先を先に乾かしてから根元にドライヤーをあてていると、
乾いた毛先にまで風があたり続け、乾かしすぎによるダメージにつながります。
これが”オーバードライ”です。
以上のように、髪の毛を根元から乾かすことにはデメリットがありません。
ぜひ意識してみてください。
ドライは8割乾きでOK
完全に乾かしても大丈夫ですが、
実は髪の毛は80%くらい乾いていれば問題ありません。
むしろ、「少しだけ湿ってるかな?」くらいで止めておけば
オーバードライの心配もなく安心です。
まとめ:乾かす前が大事
何もせずに傷まず乾くのであればそれが一番いいですが、
なかなかそうもいきません。
今回挙げたものの他にも、髪の毛のドライを簡単にする方法はたくさんあるはずです。
ちなみに…
美容商品の中で”速乾スプレー(クイックブローミスト)”や、
”速乾トリートメント”といったものがありますが、
とくに意味はありませんので、あまりおすすめはしません。
まずは、実践しやすいものから意識してみて、快適でストレスフリーな
ヘアケアを続けてください。